
Part5は文法を最短で攻略する人が勝つ
一言でまとめるなら「文法を完璧に!」だけなのだが、これではただのアドバイスだ(笑)。特に頻出のジャンルは「品詞問題(単語の形)」、「接続詞or前置詞」、「語彙問題(単語の意味)」の3本だ。
品詞問題
Customer reviews indicate that many modern mobile devices are often unnecessarily ——-.(現代のほとんどのモバイル機器は不必要に複雑だとお客さんはレビューしている。)
(A)complication(名詞)
(B)complicates (動詞)→三単現の「s」がついているだけ。
(C)complicate (動詞)
(D)complicated(形容詞)答え(D)complicated
サンプル問題|TOEIC Listening & Reading Test|【公式】TOEIC Program|IIBC
この問題は単語の形が違うので品詞問題である。thatが来ているのでthat以下で再度構文の確認が必要だ。that以下での主語は「modern mobile devices(現代のモバイル機器)」。次に「are(be動詞)」が来ている。次に「oftenよく(副詞)」と「unnecessarily不必要に(副詞)」と2連発で副詞が来ている。
コツは副詞を()でくくること。そうすると文がとてもシンプルになり構文把握しやすくなる。
構文把握をわかりやすくするために、副詞はいったん無視して、主語(S)→動詞(V)が来ているのでここで選択肢で言えば、(B)と(C)は動詞なので(動詞の直後に動詞は来ない)、(A)か(D)に絞られる。あとは「文の意味」で」判断し、(D)となる。
接続詞or前置詞
Jamal Nawzad has received top performance reviews ——- he joined the sales department two years ago.(ジャマール ナウザッドは2年前に営業部に配属されてからずっと最高評価を得ている。)
(A) despite(前置詞)
(B) except(前置詞、接続詞、動詞)
(C)since(接続詞)
(D) during(前置詞)答え(C)since
サンプル問題|TOEIC Listening & Reading Test|【公式】TOEIC Program|IIBC
この問題は接続詞or前置詞問題である。まず——-前後で1文ずつあることから接続詞が入ることはわかる。よって(A)と(D)の前置詞は消える。(B)のexceptは接続詞にもなるが、意味が合わない。よって答えは(C)。
最速で解く方法。
-------前後で1文ずつあるので接続詞確定。(B)、(C)にしぼる。意味的に(C)。これが最速かつ正しい解き方。
語彙問題(単語の意味)
All clothing sold in Develyn’s Boutique is made from natural materials and contains no ——- dyes.(デヴェリンの店で売られているすべての衣類は自然素材を使用、かつ合成染料が含まれていない。)
(A) immediate(形容詞)
(B) synthetic(形容詞、名詞)
(C) reasonable(形容詞)
(D) assumed(形容詞、動詞)答え(B)synthetic
サンプル問題|TOEIC Listening & Reading Test|【公式】TOEIC Program|IIBC
この問題は選択肢がすべて同じ品詞(今回は形容詞)なので「意味」で判断する語彙問題だ。こういった問題は選択肢の単語の意味で判断しなければならないため、単語の知識が必要。今回の場合は—–の後に”dyes”(染料)が来ているのでそれを修飾する(B)のsynthetic(人工的な)が正解。
語彙問題の場合は5秒考えてわからなかった場合は飛ばして次の問題へ行くこと。単語の意味は文法や品詞と異なり、考えてもわからないからだ。
注意してほしいのは、単語を覚えるのに時間をかけすぎないようにすることだ。part5では語彙問題はある程度出題されるが、part6,7では文意理解や、文法を全体的に問われるため時間がかかる。メインはpart6,7の対策で、スキマ時間でpart5の単語を叩き込むのがベスト。
単語を覚える際の注意点
皆さんは単語を覚える際、どんな方法で勉強しているだろうか。
最速かつ最も忘れにくい方法を説明する。
1000個の単語を覚えると仮定し、1日に200個スキマ時間に目を通す、2日目で次の200個に目を通す。そのサイクルで5日間で1周できる。それを最低でも4周しよう。わすれやすい単語は例文と一緒に覚えると忘れにくい。音声付きの単語帳というのも前提条件だ。なるべく、「耳(聴覚)」、「目(視覚)」、「口(発音)」で覚えること。単語を書いて覚える人がいるが絶対におすすめしない。「書く」行為はスキマ時間に行うのが難しいのと、書いている時間がもったいないという2つの理由からだ。
単語は「出会う回数」を増やせば増やすほど頭に入る。
文法を完璧に仕上げたい人向けの参考書1選
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