参考書選びはみんながみんな一緒ではない
「TOEIC高得点の人がおすすめしているから…」といった理由で参考書を選ぶのはやめよう。今ではTOEICだけでも数百冊が出回っていて、TOEIC初心者から上級者向けにレベル分けされて出版されている。
人は参考書のレベルが難しすぎても、簡単すぎても、勉強は続かないものである。まずは、サーっと中身をみて半分くらい理解できて半分はわからないくらいのレベルが一番自分に合っていることを覚えよう。
自分のレベルを見極めよう
リーディングの中でも、PART5が苦手な人もいれば、PART6が難しいと感じる人、PART7でどうしても時間が無くなる人とさまざま。
パート別で解説していこう。
まずはPART5。
PART5でつまずいてしまう人はおそらく「文法(基礎)」がまだ固まっていない。文法が固まっていないと、正直な話でTOEICの問題に入るのはまだ早い。まずは文法をなるべく早くおさらいしよう。
逆に文法を完璧に覚えられれば、あとは暗記系(単語や熟語など)をスキマ時間で片づけるだけなので、先に「きつい文法」を終わらしてしまおう。
↑TOEICに特化した文法参考書だ。時間がない人におすすめだが、読んでも理解できない項目があまりにも多いようであれば、もうひとつレベルを下げよう。
「英文法」を基礎から網羅的にやり直したい人向け。関正夫先生は英文法を根本から教えてくれるので非常にわかりやすい。
本当に基礎から教えてくれる。難しいと思い込んでいた文法を簡単に教えてくれる。文法に対しての見方や考え方が変わるので一度手に取ってもらいたい一冊。
文法の次は品詞
品詞を勉強する際のコツは、単語帳もしくは熟語帳で「例文ごと」覚えること。これは一見時間がかかりそうだと思う人も多いだろうが、「単語自体で覚えるより、文で覚える方が脳に記憶されやすい」のだ。これは色々な科学的研究からも明らかになっており、最近のほとんどの単語帳は、例文がついている。
ベストはそこに「音声」がついていること。これ以上に使える単語帳はない。「音声」と「例文」のどちらかでもかけていたら、その単語帳は買ってはいけない。
そこで音声付き(CDではなく、ダウンロードの方が手間が省ける)かつ、例文もついていておすすめの単語帳(熟語帳)を紹介させていただく。
↑どうしても関正夫先生の参考書が多くなってしまうが、それほどに吸い込まれる魅力がある。筆者はこの人のおかげで英語の勉強が好きになった人の一人だ。とにかく根本から考える姿勢。単語すらも根源があり、そっから派生しているという。どんな単語を見てもいったん考えるクセがつく。
今現時点で心から勧められる単語帳はこれのみ。
ちなみに単語の覚え方として、普段使わない日本語で覚えないことだ。これはすぐに使える単語を覚えるテクニックだ。
長文対策
正直、「文法」→「品詞」の順番で勉強してきていても、いざ受験するとPART7で全然時間が無くなるといったことがあるはずだ。「文法、品詞」を網羅していてもなぜ時間が足りないのか。
答えは、英語を日本語に変換してから読み進めているからだ。長文を速読できる人は「英語」を「英語」で理解する。速読できない人は」「英語」をいったん「日本語」に訳してそこから再度読み始めるので、ひと手間踏んでいることになる。
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