【2025年最新傾向】TOEIC PART6は読解力と文法力!公式のサンプル問題で解説

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リーディングセクションはとにかくpart7に時間を使え

時間通り進まざるを得ないリスニングセクションと違い、リーディングセクションは自分自身で時間を管理しなければならない。

75分間で100問なので、単純計算で1問45秒程度だが、part5,6でなるべく時間を省かなければならない。理由はpart7で長文読解があり、そこで時間をかなり使う。

part6は穴埋め問題だからと言って、読解の対策をせずに挑む人がいるが、そうゆう人はpart7で絶対につまずく。結局は「文法」、「読解力」が必須なpart6とpart7に関しては、根源では同じ種の問題といえる。

Part6は穴埋め&文挿入

No. 131
(A) interest
(B) interests
(C) interested
(D) interesting

No. 132
(A) develop
(B) raise
(C) open
(D) complete

No. 133
(A) After all(副詞句)
(B) For(前置詞)
(C) Even so(副詞句)
(D) At the same time(副詞句)

No. 134
(A) Let me explain our plans for on-site staff training.
(B) We hope that you will strongly consider joining us.
(C) Today’s training session will be postponed until Monday.
(D) This is the first in a series of such lectures.

No. 131
答え(C)

No. 132
答え(A)

No. 133
答え(D)

No. 134
答え(B)

サンプル問題|TOEIC Listening & Reading Test|【公式】TOEIC Program|IIBC

最短かつ正確に解くコツとして、「品詞問題」は前後の確認で十分。No,131で「We will be organizing~for ——- employee.」となっている。

(——-)はfor(前置詞)の後なので、名詞がくることはわかるだろう。(——-)の後にはemployeeが来てるので、(——–)には形容詞がはいる。そこまで絞ると、(A)、(B)は消える。→interest,interestsはどちらも名詞、動詞のどちらもあるが形容詞にはなれない。

ここまでしぼっても(C)interestedと(D)interestingのが残る。形容詞の選択で迷ってしまった場合、それを式変形することで解決する。

(C)のinterestedの場合、The employee is interested.(従業員は興味を持っている)になる。
→興味を与えられている→興味をもっている


(D)のinterestingの場合、The employee is interesting.(従業員は面白い)になる。
→面白さを与える→面白い。

(C)の文を名詞に戻すと、interested employee(興味のある従業員)となり、(D)の文を名詞に戻すと、interesting employee(面白い従業員)となり、文意から(C)が正解となる。

人には-ed、モノ、ことには-ingは絶対じゃない(NO,131)

人(i,he,she,they…)には-ed→与えられる
I am interested.(私は興味がある)

モノ、こと(movie,book…)には-ing→与える
The movie is interesting.(その映画は面白い)

おそらく大体の人がこのように「人」が主語なら-edで、「人以外」が主語なら-ingと習ってきたはずだ。たしかに頻度で言えばこのパターンの方が多いが、実際のTOEICでは「人」が主語で-ingがくるパターンもある。

①The comedian is boring.直訳→(あのコメディアン「人」は退屈を与える。)
(あのコメディアンはつまらない。「周りからの印象」)

②I am bored.直訳→(私は退屈さを与えられている。)
(私は退屈してる「感情」)

①I am satisfied with the service.直訳→(私はそのサービスに満足を与えられている。)
(私はそのサービスに満足している。)

②The experience was satisfying(=satisfactory).直訳→(その経験は私に満足を与えた。)
(それは満足いく経験だった。)

訳してみると同じように見えるが、-ingが来た場合は「与える」、-edが来たら「与えられる」ですべて解決できる。

他動詞と自動詞の違い(NO,132)

NO,132は語彙問題。すべて動詞でもすべて他動詞だ。他動詞と自動詞の違いはTOEICリーディングセクションを攻略するには必須知識。

NO,132の答えはdevelopだが、「develop an understanding」で理解を深めるという意味。TOEICではよく狙われる熟語なので今のうちに覚えよう。今回の問題の場合は「deep」がunderstandingの前に入っているため、冠詞のanがaに変わっている。

例を見た方がわかりやすいで、今回は「run」で見ていこう。runには「走る」とは別に、「経営する」という意味がある。

①run(経営する)→他動詞:他動詞とは、「何を?」とツッコミできる動詞の事だ。「私、経営するんだ!」、「何を?」→会社を。だったり、塾をだったり。他動詞のあとは、必ず「名詞」がくる。runで言えば、「会社」だったり、「塾」のこと。

②run(走る)→自動詞:自動詞とは、「あっそうですか」で終わる動詞のこと。わかりにくいので例文で説明させていただく。

I am running in the park.(私は公園を走っている。) 
このrunは現在進行形になっているため、am running.になっている。今回見るべきポイントはそこではなく、runの後には、「in the park」と副詞節(副詞のかたまり)が来ているということ。つまり「名詞」がきていないのでこのrunは自動詞で走る、となるわけだ。

副詞句とは

今回の選択肢はfor以外すべて副詞句だ。そもそも副詞句とはなにか?
副詞句とは「副詞の長いバージョン」だと思って大丈夫だ。副詞句に苦手意識があるのは、副詞句はどこでも位置できるからだろう。つまり、文頭にあっても、文末にあっても、文中に位置してもいいのだ。

ex)Mt,fuji is very beautiful.→この文の場合の「副詞」はveryだ。
ex)Mt,fuji is beautiful beyond words.→この文は「副詞句」beyond words(言葉を超える→言葉で表現できない→とても)で、単純に2語以上の副詞を副詞句という。

位置で言うとveryの場合「文中」、beyond wordsの場合、文末に来ていることがわかる。

TOEICで副詞句をしっかり理解できればリーディングセクションで大きな得点源になる。

after all→結局、やっぱり
even so→しかし、それでも(≒but)
at the same time→同時に

以下によくでる狙われる副詞句をまとめた↓

よく出題される副詞句一覧
①時間系
in the meantime:その間に
at the moment(as of 年月):現在
from now on:今後
at the same time:同時に
in the near future:近い将来
at the last minute:ギリギリのところで
in the coming week(s)/month(s):来週、来月に

②条件、譲歩
even so:それでも
after all:結局
in spite of that:にもかかわらず
as a result:その結果
in any case:いずれにせよ
on the other hand:一方で

③頻度、程度
on a regular basis:定期的に
from time to time:時々
as needed:必要に応じて
at your earliest convenience(as soon as possible):なるはやで
to a certain extent:ある程度まで

④目的、理由
in order to do(so as to):~するために
with the aim of:~を目的として
for the purpose of:~の目的で
due to:~のために
because of:~のために

⑤場所
on site:現場で
off site:現場以外で
in person:直接
on the premises:敷地内で
at the venue:会場で

文挿入問題(NO,134)

答えは(B)だ。文挿入問題は「意味」というより「流れ」が重要。選択肢を見てみると、

(A) Let me explain our plans for on-site staff training.
リーダーに対して送られたメール文で、しかもリーダーに対してのトレーニングなのに、いきなり現地スタッフの説明が来るのはおかしい。現地スタッフの話はどこにも出てきていない。

(C) Today’s training session will be postponed until Monday.
最初の段落で「In the coming weeks(今後数週間のうちに)」と書いてあり、その後開催される日にちは明記されていない。しかも選択肢は月曜日まで延期としか記載されておらず、何月何日の月曜日かも記載されていない。

(D) This is the first in a series of such lectures.
「これはそのようなレクチャーの1回目です」が訳だが、問題文の最後の方に「今後一か月間にわたって行われる交流セミナー」とあるので、まだ始まっていない。

TOEICリーディングで頻出「ly」で終わらない副詞

fast, hard,  late, early, well, soon, here, there, now, then, often, sometimes, always, never, together, everywhere.

注意として、fast,hardは形容詞も同型なので、文脈判断が必要。

そして「時系」が多いのに気づくだろう。
ぜひ活用してほしい。

まとめ

Part6の問題形式は、Part5(文法、品詞)+文挿入(文全体の理解)といった感じ。「文法」と「品詞」を極めよう。

「品詞」に関してのコツは型で覚えること。例えば、「ly」で終わる単語は副詞が多い。いったん、「lyで終わる単語はすべて副詞」と覚える、これが型で覚えるということ。それ以外の副詞はすべて上記の表にまとめてある。これが効率の良い勉強法だ。

lyで終わる単語をみたら、まず副詞として考える。そうすれば、一個一個覚える手間が省ける。副詞で訳してうまくいかない場合は違う品詞の可能性を考えて、形容詞などを疑う。これを繰り返そう。

「文法」は完璧に仕上げること。学生ならまだしも、社会人にもなると文法を忘れてしまった人や、あいまいになっている人も多いだろう。時間がない、早く高得点を取って出世したいからなどと言い訳をし、文法をおろそかにしていると、リーディングセクションでは歯が立たない。一番恐ろしいのは、たまたま文法を勉強せずに高得点が取れて、海外に営業や、駐在、英語を頻繁に使う部署に配属されてしまった時だ。文法がしっかりできていないと、契約時の内容や、交渉もすべて英語。こうなってからでは「時すでに遅し」。

ちなみに勉強する順番はまず「文法」。その次に「品詞」。品詞を勉強していると熟語が出てきたりするが、それも文法ができていると、構造が理解できているのでスッと頭に入る。

勉強法は自分がやっている方法が一番正しいと思いたくなるし、実際それが一番効率が良い方法の時もある。しかし、「効率」というのは、あらゆる勉強方法を試した結果見つかるものであり、勉強し始めの頃は「模索」の状態だ。筆者(半年で800点超え)の勉強法がこれだ。参考にするかしないかは君自身だ。

以上

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